ふりかえり
更新日:2022年9月16日
鎌倉でのワークショップ後、決意表明として、渡米後の目標をブログに綴った(写真)。プログラムが終わった今、この目標が達成できたのか、改めて自分に問うてみたい。
8/4投稿 他者視点の受容/自己受容より
結論から言えば、7割達成できたと感じている。あえて3割残したのは、”他者の視線を受け入れる”ことが感覚的であるため、今回その感覚を手に入れたからといって、これから先、この感覚をずっと維持できる訳ではないと思ったためである。逆に、7割達成できたと感じたのは、最終発表の直前に行ったほんの2,3分の瞑想の中で、普段はどうやっても落ち着かない心拍数を、自力で下げ切ることができたからだ。人の視線に晒されることを意識しつつ、自分の中に目を向けることができた。この時イメージしていたのは、この数日間で学んだ、感じてきた、エネルギーの流れ。上は宇宙の彼方、下は地中の奥深く、そして前後左右は周りにいる他者や自然。これらと私の身体の間で行われる絶え間ないエネルギー循環の中に”自分”が存在しているという意識を持つ。そうすると、心が自然と静かな海のように穏やかになる。太鼓から返ってくる音の波が次第に消えてくいように、強ばった心と身体から力が抜けていく。peacefulな空間を纏うことができるのだ。言葉で書くとどうも分かりにくく、かつ胡散臭くなってしまうのが悲しいのだが、そんなノンバーバルなものをイメージすることで、だけで、マインドフルな状態に一歩近づけた気がした。
とはいえ、今回のプログラムで得られたのはあくまで方法論であって、マインドフルな状態そのものではないと私は思っている。この後、真にマインドフルになれるかは自分次第だ。日常の中で、これまで自分を追い詰めるのに使っていた時間を、自分の心の奥底にある、柔らかい部分をケアすることに使う。”忙しい”という言葉で、非生産的な楽しさを覆い隠さないよう、ちょっとだけ捉え方を変えてみる。これから少しずつ、私らしく、時には寄り道もしながら、一歩一歩、歩んでいきたい。
個人的に大ヒットだった、太鼓道場での絵を添えて。
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「上は宇宙の彼方、下は地中の奥深く、そして前後左右は周りにいる他者や自然。これらと私の身体の間で行われる絶え間ないエネルギー循環の中に”自分”が存在しているという意識を持つ。」YNさんの文章からもその循環が感じられました。
プログラムで得た、エネルギーの循環の中の「私」の意識の感覚は、これからはいつでも思い出せばそこにあるものですね。